花粉の知識

1 花粉とは

 花のおしべにある葯(やく)と呼ばれる袋の中でつくられる粒です。風などで運ばれてめしべに受粉することによって種が作られるもので、植物の繁殖に重要な役割をもっています。花粉の運ばれ方(送粉方法)には風による風媒,昆虫や他の動物による虫媒・動物媒などがあります。大きさや形カタチはさまざまで、スギ花粉の場合、30~40μmの大きさです。

 

2 花粉症を引き起こす植物

 花粉症を引き起こす植物は、スギやヒノキなど約60種類が報告されています。その多くが、虫が花粉を運ぶ虫媒花でなく、風によって花粉を運ぶ風媒花のため、知らないうちに空中を飛散している花粉を吸って花粉症になってしまいます。

 

3 花粉の飛散時期(北陸・信越地域)

花粉の飛散には季節性があります。
だいたいの飛散時期を知っておくと、予防や症状の緩和に役立ちます。



  監修:宇佐神 篤(東海花粉症研究所所長)
  参考文献:「厚生省花粉症研究班 日本列島空中花粉調査データ集」 

 

4 スギ・ヒノキ花粉

★花粉が作られるプロセス★  
スギの花粉を飛ばす雄花は夏(7月から8月)に作られます。
雄花は夏から秋にかけて成長し、中に大量の花粉が作られます。
雄花は11月頃までには完成し、その後低温や昼の時間が短くなることによって活動を休止する休眠状態になります。
その後、一定期間低温にさらされることによって休眠から覚め、開花の準備期間に入ります。
そして、春になると開花し、花粉を飛散させます。

 

 

 

 

 

★花粉の飛散を始める樹齢★  
スギは樹齢が25年から30年に達するころから雄花をたくさんつけるようになり、以後はたくさんの花粉を飛ばすようになります。

 

★花粉の特徴★  
 

スギ花粉写真 スギ花粉スギ花粉 ◆スギ花粉の特徴◆
大きさは直径約30~40μm。パピラという小突起が特徴で見る方向により形が違う。
ヒノキ花粉写真 ヒノキ花粉ヒノキ花粉 ◆ヒノキ花粉の特徴◆
大きさは直径約28~45μm。スギ花粉に比べて薄く染色され、透明感がある。

※二州健康福祉センター撮影 1μm=1/1,000,000メートル

Back to top